ダリもびっくり、フランク・ミュラーのクレイジーアワー by 編集部ナガイ
編集のナガイです、こんにちは。
ロレックスは正統的なクロノグラフできましたが、こちらは超変化球!
なにしろ文字盤の時刻がとびとびになってる。それに合わせて短針もとびとび。こちらの目線もとびとび。その名の通り、クレイジーな時を刻んでくれます。
もっともメイド・イン・スイスだけあって、文字盤はクレイジーに見えるとびとびでも、それを指し示す短針はきっちり1時間おきに正しい時間に飛んでいきます。よく見ると文字盤に書かれた数字は5時間分ずつ離れているんですね。
このクレイジーアワーズで僕が気に入ってるのは、そのとびとびに針が動くことだけではなく、文字盤のデザインの美しさ。よくよく見るととびとびの文字盤の数字の間にもうっすらと数字があり、さらにその内側、ちょうど短針の針の先あたりにもうっすらと数字が書かれています。
通常の時計はシリアルに時を刻んでくれますが、クレイジーアワーズは、一見ランダムのようなザッピングする時をパラレルに刻んでいる——。意外とフランクは宮島達男のような超コンテンポラリーなアーティストなのかもしれません。
ダリもびっくりというので、文字盤がぐにゃっとなってるのかと心配しましたが、そんなことはなかったようで安心。確かに、ダリというよりはランダムに動くということでいえば宮島達男の方が近い。でもランダムに動くということよりも、パーペチュアルカレンダーのような無限に続く永続性というあたりが宮島に近いかもしれず。いかがでしょう?
by とりえんなーれ (2005-11-21 20:47)
とりえんなーれさま、編集部ナガイです。コメントありがとうございます。
なるほど、永続性という部分のほうが宮島さんっぽいですか。そうかもしれませんね。
フランクの時計は芸術の域に達しているかもしれませんが、あくまで時計としての実用性は保っています(でかいけど)。まあ、そこがスイスの時計職人であるフランクの限界なのかもしれないです。
いつか宮島さんみたいなアーティストとフランクのコラボモデルが出たら面白いですね。時計として使えるかどうかは別ですけど(笑)。
by VSリコメンドッチ? (2005-11-22 10:24)